倉敷意匠 | 印判手 小紋蕎麦猪口
¥1,430
この商品の印刷手法である印判手の銅版転写法は、呉須(ゴス)と呼ばれる顔料で和紙に印刷した転写紙から、絵柄を素焼き生地に移し取るものです。
銅版転写による印判手の皿には、手作業から生まれる絵柄のカスレや切れ・にじみ・色抜け・色ムラといった多くの欠点が見られます。お皿一枚一枚に個体差はありますが、なにかしらのこうした要素は必ず含んでいるとお考えください。
~印判手(いんばんて)のうつわ~
「印判手」というのは、「型紙摺り(ステンシルの技法)」や「銅版転写」など印刷による絵付けのことで、専門の絵付け職人を持たずとも、手工業的大量生産を可能とし、明治時代以降に急速に発達した技術です。
これによって、絵付け磁器のうつわが日本全国に流通し、庶民の食生活スタイルが大きな変貌を遂げることになりました。
印刷による絵付けと言っても、当時のこの手法には、絵柄にカスレやにじみ・色抜け・色ムラなど多くの欠点が生じやすく、近年では限られた数件でしか行なわれない技術となってしまいました。それでもやはり、この味わい、魅力を大切にしたいと作られた商品です。
完璧な商品が欲しい方には向きませんが、一つの文化として今後も守っていきたい手法です。
・サイズ:φ7.5×h6cm
・原材料:半磁器
・生産国:日本
※写真と実物の色味が多少異なる場合がございます。
※程度は異なりますが柄のずれ・カスレなどがほぼ必ずあるものとご了承ください。
※表面や内側にヒビ状の線が入っている場合がございますがこちらは「貫入」と呼ばれる釉薬の収縮によるヒビであり、不良品ではございません。
これらを理由とする返品・交換はお受けできませんのでご了承ください。